証言―核燃料サイクル施設の未来は(読書)
2011年 07月 08日
「証言―核燃料サイクル施設の未来は」(高木仁三郎著・七つ森書館・2000年10月)
六ヶ所ウラン濃縮工場の核燃料物質加工事業許可処分無効確認・取消請求訴訟における高木博士の証人発言を書籍にまとめたものです。科学者の見地から原子力関連施設の安全面での不備・危険性について証言されています。
闘病中の身で、まさに命懸けで原子力関連の危険性を訴える高木博士の思いが伝わってきました。
先週日曜日、テレビで高木先生の特集をやっていました。高木先生も将来の日本の貴重なエネルギーなると考えて原子力の世界に飛び込んだそうですがその恐ろしさを知って反原子力に変わったそうです。反原子力の活動の中には様々な妨害、苦労もあったそうです。一生涯を原子力廃絶に全力を尽くされた高木先生の生き様に敬意を表します。