南相馬10日間の救命医療―津波・原発災害と戦った医師の記録(読書)
2012年 03月 17日
「南相馬10日間の救命医療―津波・原発災害と闘った医師の記録」(太田圭祐著・時事通信出版局・2011年11月)
福島第一原発から20㎞~30kmにある南相馬市立病院の医師が震災後の記録をまとめた書です。地震・津波、そして原発事故、そういった中でも多数の患者が地域基幹病院である同病院に訪れますが不眠不休で診療を続けます。福島第一原発で爆発が起きた際、院長は避難を希望するものはやむをえないとスタッフ全員に話しますが3分の1のスタッフは残ります。著者は元々名古屋から医療支援で来ており、しかも名古屋には出産間近の奥さんがいます。それでも南相馬市立病院に残り診療を続けます。凄いです・・・・・・。こういった責任感はまさにその人の人間力・生き様・まさにプロ魂だと思いました。
2012⑤