私はラバウルの撃墜王だった(読書)
2013年 01月 07日
「私はラバウルの撃墜王だった」(
題名から、「空のサムライとか言ってるけど俺の方がラバウルで活躍してたよ」といった内容の本かと思いましたがとんでもないです。
ラバウルで熾烈な航空戦をしていた人たち(一人は通信兵です)の日記です。どのように戦闘に携わっていたかを描いた大変貴重な記録です。。物量で勝るアメリカ、いくら撃墜して戦果をあげても次から次に押し寄せる敵に徐々に押されていく状況が拙に伝わってきます。生々しいのは日記が突然終わる方がいるんですよね。戦闘に行ってそのまま還らないんです・・・・・。祖国、愛する人を守るため全身全霊をかけて戦ってくれた人たち、こういった人たちがいて今の我々があることに思いがいたりました。彼らの事を、彼らの思いを忘れてはいけないと思います!
あとがきで零戦の性能について述べられています。速度・運動性・航続距離、どれをとっても世界トップクラスです。資源・物量に劣る日本が開戦に踏み切れたのも零戦の存在が大きかったのではないかと書いてありますが私も同感です。
2012年85冊