寝台急行銀河・アウトドアライフ(もどきかな^^;)を愛するブログです


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戦藻録、読み終わりました

 昨夏から読んでいた
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 太平洋戦争当時の宇垣纏中将がしたためた「戦藻録」、ようやく読み終わりました。太平洋戦争開戦前から太平洋戦争終戦日までの日記です。

 序盤の隆盛とミッドウェー以後の苦戦、中盤以降の劣勢となりますがソロモンの攻防以後、いかんともしがたかった様子が伝わってきます。正直、ミッドウェーに勝っていてもただ戦争が長引いただけという印象があります。むしろミッドウェーで負けてよかったのではと思いました。
 また、歴史の資料などを読むと筆者と山本五十六長官の仲が芳しくなかったという論評もありますが日記を読む限りでは筆者の五十六長官への尊敬・畏敬の念が伝わってきました。

 筆者は最後には特攻隊司令官となりますが、赴任時から死を賭していました。終戦の詔勅(玉音放送).を聞いて終戦日に自ら沖縄に向けて特攻を行いましたが、事の良し悪しはともかく特攻命令を出していた自身の覚悟の現れだと思います。

 昨年のクリスマスイブにはTBSで「あの戦争はなんだったのか?」というドキュメントドラマがありましたが、国を誤った方向に導かないことが大切だと思います。それは当然、現在にも通ずるものでしょう。
by yamasanginga | 2009-01-22 07:37 | 読書 | Trackback | Comments(0)