危険な話(読書)
2011年 06月 24日
「新版・危険な話」(広瀬隆著・新潮文庫・1989年)
先日読んだ「東京に原発を!」の著者、広瀬隆氏のチェルノブイリ事故を中心とした原発に警鐘を鳴らす著書です。
チェルノブイリ後の放射能で汚染されてしまった周辺、ヨーロッパの事、またその影響が日本にも来ているにも関わらず政府・マスコミは正しく報道していない事が書かれています。
そして原発事故は日本でも起こりうるということが書かれています。残念ながら広瀬氏の予想していた通りの事が起こってしまいました。
先日読んだ、「世界の放射線被曝地調査」では時間が経って現地の放射能汚染状況も落ち着いているという話でしたが、それに至るまで周辺の人々がどれだけ放射能に侵され苦しめられたかは書いてありませんでした。この書によって放射能がどれだけ怖いものかということを再認識させられました。